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浄土を表す寺院、庭園及び考古学的遺跡から成るこの遺産は、聖なる山である金鶏山を含む5つの資産で構成される。平泉は、11世紀から12世紀に京都と肩を並べる日本の北方領域の政治・行政上の拠点であった。その空間は、8世紀に日本に広まった浄土の世界観に基づいており、人びとが来世とともに現世の平安を切望して仏国土(浄土)を表現したものである。日本古来の自然崇拝や神道と融合した中で、浄土思想は日本独自の平面計画、伽藍造営や作庭の理念を発展させた。
Source: NFUAJ