都市遺跡サーマッラー

都市遺跡サーマッラー
都市遺跡サーマッラー
イラク
登録年: 2007| 登録基準: (ii)(iii)(iv)
0
0
行った
行きたい
サーマッラーはバグダッドの北西約130㎞、チグリス川沿いに位置し、836~892年にアッバース朝の首都として繁栄した。8割が未発掘だが、アッバース朝の都市遺跡では唯一原型を残すといわれ、チュニジアから中央アジアまで勢力が及んでいた王朝の首都にふさわしく、当時のイスラム世界で最大を誇ったモスクや宮殿などが多く建設された。特に、9世紀建造の大モスクに付随する螺旋状のマルウィヤ・ミナレットは、この地を代表する建造物。サーマッラーの建築技術や芸術が、ほかのイスラム世界に及ぼした影響は大きい。現在のイラクの政情下では維持や保存活動が困難で、世界遺産リストと同時に、危機遺産リストにも登録された。
Source: NFUAJ