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イラン最古の金曜モスクだが、度重なる増改築の結果、構造と意匠にイラン・イスラム建築史の各時代が反映されている。特に11~12世紀のセルジューク朝期の大改造時に、中庭の四方に開口部を設ける〝4イーワーン〟形式が採用されたことで、モスクはイスラム建築の典型となった。二十殻構造とリブを導入したドームや、鍾乳石状の装飾、アーチネットによるドームの分割などが、イスラム世界では始めて本格的に採用された例としても特筆できる。このモスクは祈りの場であると同時に、伝統的バザール地区の核でもある。
Source: NFUAJ