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福建省には土楼と呼ばれる集合住宅が多い。そのうち、南西部約120㎞以上にわたって点在する46棟が世界遺産に登録された。土楼は、上から見ると円形や方形で、数階建て。建物の外側は土壁で覆われ、窓も少なく入り口は通常一つ。外敵から身を守るために要塞の機能も果たした。これらは、唐代以降にこの地に移住してきた漢民族「客家(はっか)」の伝統住居で、建造は12~20世紀。各家族に2~3部屋が割り当てられ、大きいものは800人が一度に暮らせる規模をもつ。伝統的な建築様式と特殊な共同生活形態、防衛体制を示す土楼は、風水思想に基づき、周囲の畑や森とも調和する建築の顕著な例だ。
Source: NFUAJ