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広東省の開平一帯には、望楼と呼ばれる堅固な塔状の建造物が約1800棟点在し、4村落の20棟が世界遺産に登録された。家屋、避難所、見張り塔などの役割をもつ望楼は、盗賊の襲来や河川の洪水対策のために建てられた多層建造物で、建設開始は16世紀の明代。最盛期は19世紀から20世紀初頭で、建設は労働者として南アジアやオーストラリア、北米に渡った華僑たちの豊富な資金で賄われた。建材は石や日干しレンガ、粘土、コンクリートなどで、主に5~6階建て。中国明代の伝統建築と西洋の建築様式が融合した望楼は、華僑を中国で最も輩出している開平地方独特の建築で、華僑文化の顕著な例である。
Source: NFUAJ