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カンボジアとタイの国境付近に建つプレア・ヴィヘア寺院は、シヴァ神に捧げられたヒンドゥー教寺院。9世紀に聖者の隠遁地があった場所に、11世紀初頭に創建されて以降、アンコール朝の重要な聖地の一つとなった。建物は、広大なカンボジア平原と山岳部を見下ろす高さ547mの崖の上にあり、約800mの舗装路と階段で南北に一直線で結ばれている。この寺院は断崖上という立地条件や周囲の自然環境と融合した宗教施設としてクメール建築の代表作の一つで、石造彫刻装飾の質の高さも他に類を見ない。1970年代からのカンボジア内戦時には閉鎖されていたが、僻地にあったために破壊を免れ、保存状態は良好。当時の建築水準の高さを今に伝えている。
Source: NFUAJ