首長ロイ・マタの地

首長ロイ・マタの地
首長ロイ・マタの地
バヌアツ
登録年: 2008| 登録基準: (iii)(v)(vi)
0
0
行った
行きたい
83の島々から成るバヌアツ初の世界遺産は、かつての首長ロイ・マタゆかりの史跡群。1600年頃に生存したロイ・マタは、エファテ島での紛争に終止符を打って平和をもたらし、社会改革を成し遂げたとして、現在でも尊敬を集める人物。世界遺産の登録物件は、ロイ・マタの住居があったエファテ島沿岸のマンガース、臨終の地と伝わるレレパ島のフェルス洞窟、埋葬の地であるアルトク島の3カ所。これらの場所はバヌアツの人びとにとって精神的な支えとなっており、現在もこの国では紛争解決や社会改革の際に、ロイ・マタが生前に示した解決法などの規範が生かされている。口承による伝統と考古学が、密接に結びついた好例である。
Source: NFUAJ