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コンドア・ロックアート遺跡群は、タンザニア中央部を走る大地溝帯に接したマサイ崖の東側斜面一帯、約2336k㎡を指す。周辺に暮らす民族は少なくとも過去2000以上にわたり、斜面の堆積岩の岩板の垂直面に岩絵を描いてきた。岩絵の多くは、この地域に点在する150以上の岩窟住居内に描かれ、その荘観なコレクションには、芸術的価値の高いものも多い。岩絵は、この地の社会的基盤が狩猟採集から農耕牧畜へと移り変わったこと、それに伴う人々の信仰や考え方が変化したことを伝える、貴重な資料である。同時に、今でも近隣に住む民族の信仰や儀式、伝統的な宇宙観などを反映していると思われる。
Source: NFUAJ