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古代交易で繁栄を謳歌した都市遺跡。古代ギリシャでは、現在のクリミア半島はタウリカ半島と呼ばれ、ヘルソネソスは、紀元前5世紀にドリス人が半島南西部に築いた植民都市である。都市部のポリスとホーラと呼ばれる区画された後背農地からなり、古代の景観をとどめる稀有な例。都市の遺構として重要なのは、前5世紀から後13世紀の間に形成された直交する街路システムで、市域外も含めて現在も400カ所の区画が残る。2000年にわたってクリミアとスキタイを含むギリシャ北東交易圏の拠点だったことから、地域の中核都市の例としても貴重である。
Source: NFUAJ