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トルクメニスタン南西部のニッサは、パルティア王国初期の重要な都市の一つで、紀元前3世紀から紀元後3世紀にかけて強大な力を誇った。現在のニッサは新旧二つの丘状の遺跡で、40もの塔に囲まれた王の城砦跡が旧ニッサ、そこから1.5㎞北西の、高さ9mの城壁で囲まれた市街地跡が新ニッサである。2000年にわたって襲撃を受けなかった旧ニッサからは神殿や宮殿、貯水池などの遺構のほか、大理石製の神像や象牙製の杯など、ヘレニズムや西ローマ帝国の影響を受けた美術品が多く発掘され、ニッサが中央アジアと地中海方面の文化交流点だったことと同時に、パルティア王国の威光や富を伝えている。
Source: NFUAJ