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アゼルバイジャン中部の半砂漠地帯に位置するゴブスタンは、岩絵の宝庫。最終氷河期以降4000年にわたって描かれた、6000もの岩絵が集中している。写実的な描写を特徴とする絵は、この地が湿潤だった時代に生息していたと思われるスイギュウやヤギなどの野生動物や、実物よりも大きく描かれた人間、船など。狩猟場面や、シカなどの動物を生贄とした宗教的、あるいは呪術的な集団儀式の様子を描いたものもある。これらの絵は、先史人類の生活様式や信仰形態を伝えている。また、一帯には、最終氷河期後、旧石器時代後期から中世までこの地に居住した人びとの洞窟居住や埋葬地などの遺跡が点在している。
Source: NFUAJ