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ビスカヤ橋は、スペイン北部バスク地方のビルバオに近いイバイサバル河口に架かる。1893年に完成した橋は、全長160m、高さ45mで、高所から巨大なゴンドラを吊るし、そこに人や車などの交通機関を乗せて移動させるというもの。この橋の特徴は、当時の技術としては革新的な、軽量のねじり鉄鋼ロープを使用し、重いゴンドラを吊るすことに成功した点である。同種の橋は、産業革命の波にのり、以後ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ大陸で多様されたが、現存するものは少ない。設計者は、パリのエッフェル塔を手がけた鉄の魔術師ギュスタヴ・エッフェルと親交のあった、ビルバオ出身のアルベルト・デ・パラシオ。
Source: NFUAJ